Pilgrimage Church of Wies (Germany)

ヴィースの巡礼聖堂(ドイツ連邦共和国

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Photo by Koichi Matsuda


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○作品番号:0349-1
○制作:2012/4
○作品名称:Pilgrimage Church of Wies ヴィースの巡礼聖堂
○特徴:奇跡譚をもつ木像のあるドイツ・ロココ様式修道院
○国:ドイツ連邦共和国 Germany
○地域:北・中央ヨーロッパ
○登録年:1983
○遺産分類:Cultural 文化遺産
○登録区分:(i)(iii)
○座標:N47 40 52.6 E10 54 0.5
○概要: 1738年、ある農家の夫人がシュタインガーデン修道院の修道士が彫った「鞭打たれるキリスト」の木像をもらい受けたところ、6月14日このキリストの像が涙を流したという。教会ではこれを奇跡とは認定しなかったが、この噂は「ヴィースの涙の奇跡」として広まり、巡礼者が農家に集まるようになった。1740年には牧草地の小さな礼拝堂に移したが、巡礼者は増える一方であった。そこでシュタインガーデン修道院が先頭に立ち、一般からの浄財を募るなどして建設資金を捻出し、1746年から建造されたのがこの教会である。1754年に献堂式が行われ、最終的に完成したのは1757年であった。設計はドイツ・ロココの完成者として名高いドミニクス・ツィンマーマンで、それまでにも数多くの建築を手がけていたが、この教会には特別な愛情と情熱を傾け、完成後もこの教会から離れることを嫌い、すぐ近くに居を移し、亡くなるまでこの教会を見守り続けた。外観は牧場の中に建つ何の変哲もない教会だが、ロココ様式の内部の装飾はヨーロッパ随一と言われており、特にその天井画は「天から降ってきた宝石」とも讃えられている。ロマンティック街道、ドイツ・アルペン街道の観光スポットの一つとなっている。

Miraculously preserved in the beautiful setting of an Alpine valley, the Church of Wies (1745–54), the work of architect Dominikus Zimmermann, is a masterpiece of Bavarian Rococo – exuberant, colourful and joyful.
http://whc.unesco.org/en/list/271

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●Model Access アクセス例
München Hbf → (Train 120 min)→ Füssen → (Bus 40 min) → Wieskirche, Steingaden